Q3:人は死んだらどうなるのですか?
A3:人の実態は、たましいです。肉体を持った生きたたましいを魂といい、肉体を持たないものを魄といいます。合わせて魂魄と呼びます。魂魄は不滅であり、それ故に生まれ変わることが可能となります。扉で隔てられた部屋のこちら側からあちら側へ「往く」ことを死ぬといい、あちら側からは「生まれてきた」といいます。それが往生ということばの意味です。往くときに善い荷物をもっていくか、善くない荷物をもっていくかで次の世のスタートが決まります。会社に例えれば黒字決算であれば次期は楽ですし、赤字決算であれば苦労することになります。つまり、今の自分が良い境遇であれば次の世も良い状態で生まれるということになります。だから苦しいからと言って自殺するのは得策ではないことがわかります。少しでも努力をすることが生きてくるのです。